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【増税メガネから突然、減税メガネ】筋が通らんことはみんなが分かっている 汚れた内閣改造、進退極まる岸田政権


カネもないのに減税なんてできるのか?
税金滞納・差し押さえ、おじ活、有料広告

 人心一新を図ろうと内閣改造・党役員人事を断行しても、任命した副大臣らのスキャンダルが相次ぎ、辞任・更迭ドミノに追い込まれる。「増税メガネ」の“汚名”を払拭しようと、唐突に「減税メガネ」にかけ替えても、国民から見透かされる。政権浮揚に向けた打つ手、打つ手がすべて裏目に出て、内閣支持率は、危険水域とされる20%台に突入。伝家の宝刀の衆院解散カードも封じ込まれ、岸田文雄首相の進退は極まっている。

 与野党の一騎打ちの構図となった総力戦で臨んだ衆参両院補選は、衆院長崎4区はかろうじて勝利したものの、参院徳島・高知選挙区では惨敗を喫す。それだけではない。宮城、福島両県議選でも自民党は過半数割れ、公明党との選挙協力がこじれた東京でも、立川市長選に続き、東京都議補選立川市選挙区、青梅市長選にも敗れ、岸田離れが一気に拡大しそうな気配。来年の総裁選再選へ反転できるのか、青息吐息の岸田政権のいまをリポートする。

 「任命責任は重く受け止めている。政府一丸となって、より緊張感を持って職務に当たることによって、国民の信頼を回復すべく努力をしていかなければならない。国民の皆様にお詫びを申し上げなければならない」。

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