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食品支出12か月連続減少 収入減で縮まる日本人の胃袋

エンゲル係数は上がりっ放し
先進国の貧国に陥る日本

 総務省が11月7日発表した9月の家計調査(2人以上世帯)で、食料支出の合計が前年同月比3.7%減の8万4873円と12カ月連続のマイナスとなった。実質賃金の減少が続く中、農産物・食品の波状的値上げで、食費を切り詰めていることが要因である。実質所得の落ち込みに伴って食品支出が減少する中でも、同月のエンゲル係数(消費支出に占める食料支出の割合)は28.6%と前年同月比で1.2ポイント上昇。

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