NEW LEADER LIBRARY(`22/10)

保守主義にシンパシーを感じると言いながら
安倍晋三支持者や橋下徹信者を厳しく批判
保守主義とは思想体系でもイデオロギーでもない

『日本を蝕む全体主義』 (適菜収 祥伝社新書)

 著者は、保守主義にシンパシーを感じると言いながら保守陣営、なかんずく安倍晋三支持者や橋下徹信者を厳しく批判してきた。

 安倍を礼賛して彼らのお仲間に入れば、適菜は知識や論理展開の鋭さから、保守系雑誌の売れっ子評論家となり、テレビのコメンテイターや政府の各種審議会の委員にもなれたに違いない。だが適菜は、安倍支持派が政界、官界、経済界、マスコミ、ネット空間などを席巻するなか、歯に衣着せずに執筆してきた。

 本書では、保守とは本来、イワユル安倍派的保守とは全く違うと主張している。

 適菜は言う。

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