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G7サミットはまるで「ウクライナ」サミット 単純な「勧善懲悪論」の危険性

欧米側の視点や構図で世界情勢を読み解く
もうひとつの世界もあることを考える時

 5月19日から21日まで広島で開催されたG7サミット(主要国首脳会議)は、まさに「ウクライナ問題サミット」と呼べるものだった。特に、ウクライナのゼレンスキー大統領の飛び入り参加は、世界の平和を乱すロシアに対して、主要国は連帯と結束で敢然と立ち向かうという姿勢を強くアピールした。

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