敬意を表するに値するのは誰?民間人も対象になるオーストラリアの国葬

過去20年間だけで、計50回
7人に1人は民間人

 慣習として首相の裁量で、しばしば国葬が行われるオーストラリア。首相内閣省のスポークスパーソンに問い合わせたところ、国費負担の弔いの儀式=国葬及び追悼式は、今年9月末までの過去20年間だけで、計50回行われている。元大臣30人、元首相3人、現職・元上院議員3人、元総督2人、元議会議長2人、女王1人、元首席裁判官1人……と続き、国家運営を担う諸機関で貢献した人物が大半を占めるが、7人に1人は民間人だ。

続きをみるには

残り 2,391字
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!