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総選挙で第一党になったのは前進党 スマホを駆使して改革推進、弾かれるのは日本?

軍と王室の改革を含む民主化進展を願う
若年層がタクシン派にノー

 下院定数500議席を争った去る5月のタイの総選挙は、タクシン派のタイ貢献党が圧倒的勝利するという事前予想が大きく外れた。第1党になったのは、タイ貢献党(141議席)を10議席も上回る152議席を取得した民主派の前進党だった。前進党は若手企業家のピター党首(42歳)を前面に、首都バンコクでも44%の支持を得て、ほとんどの選挙区で議席を得たピター曰く「変化の風」を巻き起こした。

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