プーチンの“頭脳”だったのか?哲学者ドゥーギンと殺された娘

娘はユーラシア主義運動に参加
父親ドゥーギンは思想・世界観を変える人

 約2カ月前の8月20日、モスクワ郊外のモジャイスク街道を走る日本車が突然爆発し、運転していた女性が屋根と共に吹っ飛び、即死した。女性の名前はダリヤ・ドゥギナ(29)。プーチン大統領の“頭脳”とも言われる哲学者アレクサンドル・ドゥーギン(60)の娘だった。ロシア社会は大騒ぎとなった。

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