外国人労働者は貴重な働き手
依存度を高めてきた全国の生産地

　新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染が日本国内で急拡大する中で、外国人技能実習生の入国を原則禁止する「水際対策」の長期化が農家に深刻な影響を与えている。春からの本格的な収穫シーズンを前に、貴重な働き手である外国人労働力への依存度を高めていただけに、困惑が広がる。春の種まきを手控えたり、生産規模を縮小したりする生産地も目立つ。感染収束の目途が依然立たず、労働力不足解消の糸口も見えない。