鉄道の要衝機能が失われ中心商店街も衰退
「醸造」をテーマにした地域おこし

　全国的なブームとなっている歴史的町並みの保存運動。江戸時代の史跡再生から昭和の商店街保存まで、様々な時代の町並みが保存され、地域おこしに一役買ってきた。福島県の大内宿や三重県のおかげ横丁、岡山県の倉敷美観地区、大分県の豊後高田昭和の町など、国内はもとより海外からも観光客を集める。その一方で、差別化が難しくなっているのも事実。それぞれの同時代の建造物が似ているのは当然で、「似たような観光地」と飽きられるリスクも出てきた。そんな中、建造物だけに頼らない新たなタイプの町並み保存運動が、新潟県長岡市で始まった。