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世界のレジームの崩壊の中で日本の行方を決めるのは


[世界のレジームの崩壊]

 今、世界の国々のこれまでのレジームが音を立てて崩壊し始めている。アメリカ一極支配体制の崩壊、G7先進国の構造変化、世界の覇権国になると言われてきた中国が、習近平の中国共産党の独裁体制の失政で経済破綻、共産党体制は2050年には崩壊するとの予測もある。一方、急速に浮上してきた「グローバルサウス」の存在は世界の地政学的な変化を起こしている。世界のパワー・バランスが大きく変わった。衰退続ける「アメリカ・ドル」と「グローバルサウスの金本位制新通貨」とのせめぎあいが起こるだろう。

 世界経済を牽引してきた「スマホ産業」は衰退段階に入った。EV産業は「リチウムイオン電池」の安全な技術開発が完成するのには時間がかかる。突如として登場した「生成AI」は情報の錯乱をもたらし、色々な軋轢を起こす。ただ「生成AI」が色々な分野に拡大、浸透していくと、新しいイノベーションが起こる。ただ「人間の悪意」が「生成AI」に入らないようにしなければならない。世界のサプライチェーンの再構築のプロセスの中で、新しい産業が生まれるかもしれない。特にエネルギーと食料の「自給率向上」が重要な課題となる。

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