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国民が抱く安倍・菅政治のわだかまりを 岸田首相は払拭できるのか、そして野党は…
70選挙区以上にも上った激戦区
衝撃の“幹事長”小選挙区での敗退 2021年秋の政治決戦・衆院選は、自民党が公示前勢力を減らしながらも、単独で絶対安定多数を確保、発足したばかりの岸田政権の継続が決まった。岸田文雄首相は「国民の信任を受けた」と胸を張るものの、一皮むけばこれまで以上に各地で接戦を強いられ、甘利明幹事長が選挙区で敗北するなど、現職閣僚や閣僚経験者のベテラン組の不振が際立った。
特に
15年に及ぶ新本館ビッグプロジェクト 革新を標榜し続ける帝国ホテル
渋沢栄一が初代会長
安定した評判を堅持 コロナパンデミックを物ともせず、2022年3月期第2四半期決算で営業収益15兆4812億円、営業利益1兆7474億円、税引前利益2兆1440億円と、いずれにおいても過去最高を叩き出したトヨタ自動車。この国内「最強」企業を率いる豊田章男社長の長男で、将来の「跡継ぎ」と目される大輔氏の結婚が明らかになったのは今年3月のことだった。
トヨタが現在、特に注力する
緊急事態解除後もリベンジ消費は期待薄 消費者心理を苛む不安要因、遠のく景気回復
緊急事態宣言後も戻らぬ人流 新型コロナウイルス感染に関する緊急事態宣言が、9月末に全都道府県で解除された。「スティ・ホーム」が政府から声高に叫ばれ、外出が制限された期間は延べ1年半以上にも達し、外出を伴う消費が抑制された。それだけに規制の解除によって、抑圧された消費エネルギーが噴き出すことが期待された。
しかし、11月半ばまでの状況をみる限りでは、その動きは極めて緩慢なものに止まり、期待外れと
【政治】「政策新人類」の面影はすっかり消え 衝撃の「ゼロ落選確実」、行き止まりの石原家
派閥さえ消滅しかねない 2021年衆院選は、これまで政界に確固たる足場を築いてきた「石原家」の凋落を印象付けた。東京8区では石原慎太郎元東京都知事の長男で、自民党幹事長や経済再生担当相、環境相などを歴任し、石原派を率いる伸晃氏に加え、東京3区では三男の元内閣府副大臣の宏高氏がそろって敗北。宏高氏は比例代表で復活当選を果たしたものの、兄はそこにも残れず、ついにバッジを外すことになった。
もっとみる【官界】官邸のキーマンとなる首席首相秘書官に 異例の元経済産業事務次官、嶋田隆氏とは
霞が関ウォッチャーも驚く再登板 総選挙が自民・公明の圧勝に終わり、岸田文雄政権が本格始動する。自民党総裁選、総選挙の間は開店休業の状態にあった霞が関も、一斉に活動を再開した。安倍・菅政権から総入れ替えとなった首相官邸チームにとっても、年内に編成する経済対策がデビュー戦となる。一丸となって政策決定を主導できるか、だ。官邸のキーマンとなるのが、首席首相秘書官に就いた嶋田隆・元経済産業事務次官。近年存在
もっとみる【企業】半導体不足で見せつけた「臨機応変力」 日本車メーカーのお株を奪う米テスラ
世界で減産が続く中、テスラのみ1.7倍 「やれ兵器がない、弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け」。調達を無視し、「太平洋戦争最大の失敗」となったインパール作戦の最高司令官は、そう言い放ったという。だが、そんな無茶ぶりの部品調達を実際にやってのけて同
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