大規模停電発生で 経済・市民生活に大打撃 「経済音痴」習近平が 強権で石炭大減産

北朝鮮よりダメになったのか
GDPの3割以上を占める地域も常に停電

 中国の東北地方では7月頃から、事前の通報もなく停電がしばしば発生するようになった。北朝鮮との国境・黒竜江一帯では、夜間に中国側が真っ暗になっても、北朝鮮側では電灯が灯っていることから、中国の住民たちはショックを受け、「中国は北朝鮮よりダメになったのか」と囁いている。

 10月以降、東北地方では寒さが増しているのに、1カ月の半分は停電になるため、住民たちはエアコンを使えない。しかも東北地方には鉄鋼・セメント・石油化学などの工場が多くあるが、これらの工場も停電の直撃を受けている。

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