スーパーインクジェット技術により ものづくりの効率化、省資源化を推進 ─SIJテクノロジ─

スーパーインクジェット技術により ものづくりの効率化、省資源化を推進 ─SIJテクノロジ─

版が不要でオンデマンド
プリンテッドエレクトロニクスで注目

 インクジェットプリンターと言えば、「家庭に普及しているプリンターで、ビジネス用途のレーザープリンターなどより性能は下位」といったイメージを持つ人が多いかも知れない。そんな先入観を覆す超微細インクジェット技術がある。

 そうした最先端の超微細インクジェット技術を持つのがSIJテクノロジ(茨城県つくば市、資本金2500万円、役職員14名)である。

 まず、インクジェット印刷の仕組みを、簡単に説明しておこう。インクジェットはデジタルデータに応じて、紙などの印刷媒体にインクを吹き付けて印刷する方法だ。他の多くの印刷方法と大きく異なるのは「版」を作成しないことである。必要な場所に必要な量のインクを配置できる技術とも言える。したがって効率的に要求に即応するオンデマンド性が高くなっている。

 このため、文書を印刷するだけでなく、近年では製造技術として必要な箇所に必要な量の材料を配置するために、既に幅広い分野で使われるようになった。例えば液晶の塗布や電子回路の配線などに実用化されつつある。身近なところでは、スマホのタッチパネル。タッチパネルに触れると反応するのは、パネルには微細な電子回路が編み込まれているからだが、パネルが透明に見えるということは、電子回路が肉眼で見えないほど微細な証拠である。見えないほど極細の金属線をインクジェット方式で吹き付けることによってプリントされているのだ。

 SIJテクノロジ社のSIJ(スーパーインクジェット)技術は、一般に市販されているインクジェットプリンターに使われているヘッドの1000分の1以下の微量塗布が可能で、しかも吐出可能なインクの粘度が高い。

 このため従来技術に比べ圧倒的な精密描画を可能にする(写真1)。粘度が低くシャバシャバな液体しか扱えないの普通のインクジェットに比べると、回路などの電子製品を薄く、曲げたり丸めたりできるプリンテッドエレクトロニクスを始め、多くの分野で用途がある。

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