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―「やってみなはれ」ができるのは―非上場企業ならではの自由度 サントリーホールディングス

■海外に引っ張られ売上は微増を続ける

 サントリーグループの事業は、ぶどう酒の製造を手掛けていた鳥井商店の創業(1899年)まで遡る。これを継いだ株式会社寿屋の設立は1921年。その後、日本初の本格ウイスキーを発売し、清涼飲料も販売するようになる。1963年にサントリーに商号を変更、1972年に食品事業を開始し、1990年代には飲料・食品事業は酒類事業と並ぶ柱に育った。

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