経済回復度が違う、気になる米金融政策 為替相場は年内1ドル120円も💵

年初から円がじり安、年内120円も

 円・ドルレートが7月2日の東京市場で111.56円と約1年3カ月ぶりの安値を付けた。今年は年初に102円台でスタートし、4月に一時的に110円台に乗せる場面もあったが、その後は108円~109円台の狭いゾーンでの往来を続けてきた。

 111円の壁は厚いように見えていたが突破、今後の行方に関心が集まっている。しかも半年で8.82円の下落は、近年にない円安の動きである。

 因みに、過去数年の円ドルレートの年間高値・安値の変動幅をみると、17年は変動幅が4.82円で円高、18年は変動幅7.38円で円安、19年は変動幅5.39円で円高、20年は変動幅6.08円で円高だった。円高・円安が繰り返され、変動も小幅の推移が続いてきた。今年は半年で過去4年の年間変動幅を超える動きだ。

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