梅雨時の山は紫に濡れ 地は潤み
花木は背丈を伸ばして一斉に花を咲かす
けぶる雨に似合う花木は山梔子くちなしに薔薇
草花は紫陽花に花菖蒲でしょうか

北宋時代の山水画家・郭熙は「春山淡冶たんやとして微笑み、夏山蒼翠として滴り、秋山明浄にして粧い、冬山惨淡として眠るが如し」と詠う。