東洋医学発祥の地はヨーロッパ?!

 私は、日本を今より少しだけ元気にすることを目指して、世界の伝統医療情報を発信している。世界各地には古来より伝わる伝統的な医療がある。日本には東洋医学があるが、それは西暦5~6世紀頃に中国から朝鮮経由で中医学がもたらされ、日本古来の治療法と結びつき、独自の発展を遂げたものとされている。

 しかし、そんな通説を覆す衝撃な発見があった。1991年9月19日に、ヨーロッパのアルプスで、5300年前の男性のミイラ、通称アイスマン(愛称:エッツィ=Ötzi)が見つかった。そして、彼は大きな謎を投げかけたのだ。

ここから先は

1,023字
この記事のみ ¥ 200