【官界】岸田政権の「新しい資本主義」を誰が担う霞が関もかつてないほど注視する日銀次期総裁

浮上する雨宮正佳副総裁と、中曽宏前副総裁

 日銀の黒田東彦総裁が来年4月、任期満了を迎える。デフレ脱却を掲げた安倍晋三政権の下で超低金利政策を継続し、長期政権を支えてきた。だが、岸田文雄首相とは、温度差も垣間見られる。長く続いた政策の修正も絡むだけに、後任選びを霞が関もかつてないほど注視している。

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