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「安倍改憲」の2本柱は 第9条改正と教育の無償化 隠れた狙いは「維新」抱き込み作戦


政調会長就任で改憲派に転じた岸田
安倍への恭順と協力で政権獲得に成功

 通常国会が閉会となった6月21日、岸田文雄首相は首相官邸で記者会見に臨んだ。「在任中の憲法改正実現」と自ら唱えている点について、「2024年9月までの自民党総裁任期を想定したものか」という質問が出た。

 「任期中に憲法を改正する。その目の前の任期において改正するべく、努力する、そういった思いを申し上げた」

 岸田は「24年9月まで」と明言した。

 残り1年ではとても無理、と「時間の壁」を問題にする見方が強い。それだけでなく、岸田の本気度を疑う声もある。国民民主党代表代行の前原誠司(元外相)が評した。

 「魂がこもっていないと思いますよ。改憲を言っているのは、自民党の支持者、つまりは安倍晋三元首相が言っていた括弧付きの岩盤支持層をつなぎ止めるためだと思う」

 安倍は筋金入りの改憲論者だった。今や岸田は憲法問題では安倍の後継者を自任するかのような言動だが、安倍内閣の外相時代までは、「第9条改正は不要」と明言するなど、明確に安倍流と距離を置いてきた。

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