吉と出るか英国の大幅な コロナ規制緩和措置 コロナとの共生という 新段階での独仏選挙の行方

この時期に社会を再開できないなら
いつになれば普通の生活に戻れるのか

 変異株が広がり、再び新型コロナウイルスの新規感染者数が急増している英国。今年5月後半には、1日当りの感染者数が英国全土で2000人を割り込むほど沈静化していたが、7月に入り、連日2~3万人を記録している。7月後半には、1日当り数万~10万人近くになるとの予測もある。

 しかしそうした中でも、英国は社会・経済活動の全面再開へと舵を切った。英国のジョンソン首相は7月5日、「コロナと共生する計画」(“living with Covid”)の一環として、新型コロナウイルス対策として行っていた諸制限を、7月19日に英国人口の大部分が住むイングランドで、ほぼ全て解除する方針を明らかにした。これにより、公共交通機関等でのマスク着用義務や対人距離確保のルール、ナイトクラブや飲食店等の営業制限、式典やイベント等の人数制限などが撤廃される。英国の多くのメディアは、7月19日を‘Freedom Day’(自由回復の日)と呼んでこのニュースを報じた。

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