「女性が就けない仕事はない」時代が到来している プラントメーカーに見た女性社員活躍の現実と展望

かつては典型的な男の職場だったが

 D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)時代への対応、とりわけ女性活躍社会をいかに作り上げるかは、今や日本の最重要課題だ。国の方針いかんにかかわらず、企業価値や競争力の向上、働き方改革との関連から、従来
とは異なる取組みを進める企業は多い。

 しかし、現実はそう簡単ではない。

 訪問先は、男性社員が多い業種の一つ、大手プラントメーカーのJFEエンジニアリング。海外比率は10%。社員数は3870名で女性社員は540名(14%)、別に内外のグループ会社6750名。2021年3月期決算では、受注5000億円、売上4700億円、営業利益240億円。

 大型建設工事を展開するプラントメーカーは伝統的に「男の職場」だった。役所なども、発注側も男性一色。種々の女性保護規定の存在から、女性にもっとも縁遠い業界だった。事務系職場でも女性社員は一般職という事務補助業務に限定されていた。

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