日本の新たな健康インフラ 医療サービスのパイオニア ─ティーペック─

医療制度の欠陥を補うサービス
無謀なチャレンジは医療の素人ゆえ

 今回は健康医療サービス企業にスポットを当てる。日本のバイオ技術や医療制度は世界でも先進的であるかのように思われているが、個人が希望するような医療や、あるいは進歩的な手術などを、望めば的確に受けられるのかと言えば、必ずしも患者が望むような医療を受けられるとは限らない。そこに、健康医療サービスを提供する民間会社の存在意義があるとして事業をスタートさせたのがティーペック(東京都台東区、資本金2億5000万円、従業員272名)である。

 同社では24時間・年中無休で対応する健康相談サービスの「ハロー健康相談24」(写真1)、セカンドオピニオン手配サービスの「ドクターオブドクターズネットワーク(DofD)」、メンタルカウンセリングサービスの「こころのサポートシステム」など種々の健康医療関連サービスを展開し、健康保険組合や保険会社、自治体、健康経営を目指す民間企業などに提供している。

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