記録的円安はどこまで続く 背景を探れば長期化は濃厚

昨年末比9月で25%もの下落

 為替市場で円売りが続いている。対ドルレートは終値ベースで、9月に入って140円の壁を突き抜けて140円台前半で推移している。140円台は98年8月以来、約24年ぶりの水準だ。円ドルレートの長期の推移を月中終値平均でみると、過去最高値は11年10月の76.7円だった。その後は円安の趨勢が続き15年6月の123.7円まで下落した。下落期間は3年8カ月に及んだ。下落幅は47円と大幅だった。

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