もう業務用だけではない 主婦層からも支持を受ける神戸物産

全国にFC店を展開、製販一貫体制を確立

 神戸物産は、飲食店などの業務用ユーザー向けの食品を、自社で組織化したフランチャイズ(FC)店に提供している。卸売業(商社)に分類されるが、FC店を含めた同社グループ全体は、小売サービスを提供している。そこで同社の株式時価総額1兆900億円(1月13日現在)を小売業として見ると、時価総額最大手4社(ファーストリテイリング、セブン&アイHD、イオン、ニトリHD)に次ぐ5番手グループに位置することになる。同社グループ全体の小売売上規模は4000億円台と推定されるが、これより大きい小売業は多数存在している。同社の利益の大きさや成長力の高さが株式市場で高く評価されているのだろう。

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