いつもの俄か仕立てに大言壮語 夢のまた夢「有機農業を全農地の25%に」

「自民党農政」がひた走ってきたのは
化学肥料や農薬に依存する「効率農業」の道

 国際的な需給ひっ迫に加えて、ウクライナ戦争の長期化で、食料自給率の向上、食料安全保障確保にも「赤信号」が灯る日本。農産物生産に欠かせない肥料・飼料調達難も急浮上している。こうした中で、農水省が「化学肥料の使用量半減」と共に、俄かに力を入れているのが、肥料に頼らない「有機農業」の拡大強化だ。プーチン戦争の前、昨年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」でも、「有機農業を全農地の25%(100万ha)に拡大」を、5本柱の1つに据え、様々な助成策も講じ始めた。

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