ロシアはウクライナに侵攻するのか? 長期的な安全保障合意が必要も相手が信頼できない

相手はウクライナへの関与を強めるNATO
バイデンが何をするか分からない

 ロシアのプーチン大統領と米国のバイデン大統領は2021年12月7日、オンライン首脳会談を行った。欧米メディアが「ロシアがウクライナに侵攻する」との報道を大々的に流す中での会談だった。プーチン大統領は侵攻計画を全面的に否定。バイデン大統領は、軍事侵攻が実行されるのならば、厳しい経済制裁を行うと警告した。ただし、軍事介入するとは言わなかった。結局、双方は何の合意もしなかった。今後も対話は続けるという。

続きをみるには

残り 2,397字
この記事のみ ¥ 200