【もうダメだねと多くが思う】取り巻く環境悪化に口調同様“軟弱”「黄金の3年」を自ら棄損する決断力なき岸田政権

野党がダメでも国民が黙っちゃいない
世論調査が示す終わりの始まり

 内閣支持率が続落する中で、臨時国会が始まった。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党の関係、国論が割れる中で強行した安倍晋三元首相の国葬、32年ぶりの円安水準、歯止めがかからない物価高騰、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、度重なる北朝鮮の弾道ミサイル発射…。次々と降りかかる難題に岸田文雄首相は防戦一方だ。

 旧統一教会との関係で「後出し」説明を繰り返し、野党から辞任要求を突き付けられる主要閣僚の山際大志郎経済再生担当相は、いまや内閣の「お荷物」と化し、与党内にも辞任不可避の声が漏れる。それでも10月17日時点で更迭を決断できない首相。野党が非力な故に、これまで強烈なストレスにさらされることがなかったが、今回ばかりはその決断力や指導力に大きな疑問符が付いているのは世論調査の数字を見れば明らか。岸田政権の終わりの始まり、退陣のカウントダウンが聞こえてきた。

 「国民の皆様からの厳しい声にも、真摯に、謙虚に、丁寧に向き合っていくことをお誓いする。『厳しい意見を聞く』姿勢にこそ、政治家岸田文雄の原点があるとの初心を、改めて肝に銘じながら、内閣総理大臣の職責を果たすべく、全力で取り組んでいく」

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