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急増するネットバンキング不正送金


二段階認証を設定していても
軽々乗り越えてくる

 インターネットを悪用して銀行口座から勝手に預金を引き出す不正送金事件が過去にないペースで急増している。今年上半期の被害額は約30億円と年間を通して過去最多だった30.7億円(2015年)に半年で迫る勢い。被害件数も2322件と過去最多の1876件(2014年)を既に大きく上回っている。警察庁と金融庁は、4月に続き、この8月にも連名で注意を促す文書を出した。

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