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生命は地球で生まれたvs宇宙から飛来した はやぶさ2が解き明かした生命の起源


宇宙から来たのは遺跡だけではない
生命も宇宙から飛来した

 地球上の遺跡には、人類がつくったとは考えにくいため宇宙から来たかも知れないという説も存在する。よく知られているのはナスカの地上絵だろう。それだけではなく、ストーンヘッジやモアイ像なども宇宙から来たかも知れないと言われることがある。

ナスカの地上絵

 ストーンヘッジはイギリス南部ソールズベリーの平野にあって、巨石建造物が忽然と姿を表している。イースター島は南米チリ本土から西におよそ3500キロ離れた南太平洋にあるが、絶海の孤島にモアイ人の顔の形をした巨大な石像がある。

 あるいはピラミッドである。王の墓だとされてきたが、そうではなく宇宙由来のものだとする説もある。しかも、こうした「宇宙からやって来たのでは」とされる遺跡が新しく発見されるケースは、近年になってむしろ増えているのだ。

 ただし、遺跡については宇宙由来説には異論も多い。だが、生命がどこから来たかについても宇宙飛来説があり、こちらの説は何と学者の間でも有力視されている。特に生命宇宙飛来説が話題になったのが、最近では探査機はやぶさ2の帰還に際してだった。

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