レイムダック回避のバイデンの敵中国とどう対峙する?トランプの次は

国内基盤は安定化したバイデン
しかし、外交面では中国が最大焦点に

 40年ぶりの高インフレやジョー・バイデン 大統領の低支持率の中で投票となった米中間選挙は、民主党が予想外に大善戦し、連邦上院の事実上過半数を維持した。下院は予想通り過半数を共和党に奪われる 公算大だが、それでも議席差が一桁止まりになる見通しだ (11月15日現在)。当初の大敗予想を考えれば、バイデンにとっては任期後半初めからのレームダック化を確実に避けられる「勝利」といえよう。しかし、国内政権基盤は一応安定したものの、外交問題に目を向けるとかじ取りが一層難しくなる情勢だ。

 10月下旬に中国の習近平シー・ジンピンが、30年間続いていた「2期10年まで」の慣例を破り、異例の総書記3期目に突入。しかも、毛沢東と鄧小平の時代の権力集中の弊害 の反省から複数の派閥を均衡させる集団指導体制も事実上終わらせ、独裁体制にした。

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