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水俣病全面解決に道 線引き救済を否認

画期的な大阪地裁判決

 水俣病の公式確認以来、67年。水俣病未認定患者への損害賠償を国側に命じた9月27日の大阪地裁判決は、ようやく水俣病の被害実態を的確にとらえた画期的な内容となった。水俣病特別措置法が救済の対象とした狭い範囲を取り払ったことで、大阪以外でなお係争中の未認定患者の全面救済へ道を開いた。

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