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2023年4月号『ニューリーダー』

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凶弾に倒れた安倍元首相ですが、彼が政治にもたらしたものは何だったのでしょう。傲慢さが目立ち、虎の威を借る狐ばかりを残したようです。さて、中国の脅威に怯えているように報道される台湾… もっと読む
4月1日(土)午前10時更新です。
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#経済

2023年4月号【目次】

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大幅賃上げの成否にかかる 消費の本格回復の行方

景気の鍵は個人消費 22年10-12月期の実質GDPの2次速報値が発表された。季節調整済みで前期比0.0%と横ばいだった。2月発表の1次速報値0.2%増から小幅の下方修正となった。原因は個人消費の下振れだった。1次速報値では前期比0.3%増、2次速報値では0.2%増に修正された。  22年の四半期別の成長率推移をみると、前期比で1-3月期が▲0.5%(内個人消費▲1.0%)、4-6月期が1.2%(同1.7%)、7-9月期が▲0.3%(同0.0%)、10-12月期が0.0%(

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「成長」と「財源」の壁をどう乗り越えるか(中)

コロナで関心急上昇「ベーシック・インカム」 コロナ・パンデミックとなった2020年、全国民に1人当たり一律10万円の特別定額給付金が支給された。所得制限や年齢制限なく、年金や失業保険受給者、子どもも支給対象となった。全国民に等しく同じ金額が配られた。これはベーシック・インカム(BI=Basic Income Guarantee)と同様のコンセプトである。ただ、BIは一時の緊急措置ではなく、経済政策として、継続的規則的に無条件で全国民に給付する必要最低限の所得保障だ。

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インドの「台頭」はどこまで本当か 人口と経済に潜むリスクを探る

台頭著しいインド、死角はないか 巨大人口と快調な経済成長を背景に、国際社会の中で年々存在感を高めているインド。21世紀に入ってからBRICSの一角として注目され、近年では外交・安全保障面でも日米豪とともに「クアッド」を形成するなど、インドの台頭があちこちで言及されるようになった。特にこの1年でインドへの関心の増加はめざましいものがある。

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