マガジンのカバー画像

2023年1月号『ニューリーダー』

43
コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻と世界を曇らした2022年も過ぎ去ろうとしています。新年はどんな年になるのでしょう。存在感の希薄な岸田政権に国民があきれ返っているうちに防衛費のた… もっと読む
¥1,000
運営しているクリエイター

#中国

2023年1月号【目次】

📺ニューススクランブル ~世界総覧~世界はどう動いているのか🌏 【BUSINESS INFORMATION】 📖全記事をお得に読みたい方はこちら📘紙媒体でお求めの方はこちら🗻富士山マガジンサービスでお買い求めの方はこちら ・~・~・書店でもお買い求めいただけます・~・~・

「民衆の乱」に直撃された習近平 過剰なコロナ対策で怒り爆発

むしろこれまでよく我慢した それでも届かぬ王さまの耳 湖南省株洲市の住宅街に2022年11月12日、武装装甲車10輌余りが突然現れた。武装装甲車の隊列は大音響のスピーカーで「我々は市政府の要請で市内を巡視している特別武装警察隊である。中央政府が命じた対コロナウイルス防疫措置を守らない住民に厳しい処置を行うため、巡視活動を行っている」と警告した。株洲市民は、突然やってきた武装装甲車の隊列に仰天した。

有料
200

開かれた豪中間の対話チャンネル 中国の制裁が機能しなかったのはなぜか豪

多品目の輸出品が規制対象に ことごとく失敗した中国の脅し 外交凍結状態が続いていた豪中関係が、ようやく「雪解け」の段階に入った。G20サミットが行われたインドネシア・バリ島で、11月15日、アンソニー・アルバニージー首相が中国の習近平国家主席と会談し、2人して笑顔で写真に納まった。2022年5月に、保守連合から労働党に政権が交代するまでの2年余りの間、両国はほぼ没交渉。閣僚が電話しても、中国側は応じなかった。会談の時間は32分。「前提条件なし」に対話チャンネルが開かれたが、関

有料
200

東部経済回廊EEC開発進むタイ 目立つ中国の攻勢、日本は後退

タイ投資1位の座を譲る日本 日本車から中国車の生産拠点へ 数十年に渡り経済開発の重点を東部に置いてきたタイ政府だが、2017年にはチョンブリ、ラヨーン、チャチュンサオの東部3県を「東部経済回廊(EEC)」と名付け、開発の「心臓部」とした。経済特区にし、世界から先端企業を誘致するため、深海港や高速道路などのインフラ整備を進め、バンコク首都圏のスワンナプーム、ドンムアンとラヨーン県南端のウタパオにある3つの国際空港も高速鉄道で連結させる。

有料
200