前例のない試練に直面する中国 弱音を吐き始めた習近平

直面する矛盾・リスク・挑戦は極めて大きく
我が国の試練はかつてなかったほど巨大

 中国の習近平総書記は新年早々、異例なことに「中国はどうすればいいのか」「マルクス主義は説得力を失ったのか」と弱音を吐いた(人民日報1月12日付)。

 この習近平の「重要講話」は、1月11日に党内主要幹部が出席した「第19期6中全会学習会議」で行われたもので、その内容は従来の強気なトーンは消えていた。

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