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外国の祭りvs日本の祭り 日本は拝金主義の国に

地域と結びついていない
日本のハロウィンは祭りではない

 近年、日本では若者たちが街に繰り出すハロウィンや、女性がチョコレートをプレゼントするバレンタインが盛んになった。これらは元々、外国の祭りである。もはや定着しているクリスマスも外国の祭りだ。

 日本の祭りといえば正月は別格として盆踊りや神輿をかつぐいわゆる夏祭り、秋祭りだが、ハロウィンやバレンタインほどには盛り上がらない。ハロウィンで仮装する若者の中で、花祭りがお釈迦さまの誕生日で4月8日には釈迦像に甘茶をかける習わしがあることを知る人は、ほとんどいないはずだ。外国の祭りをどんどん取り入れる一方で、日本の祭りが廃れていくのはなぜだろうか。

 若者のバカ騒ぎの代名詞となったハロウィンだが、アニメのキャラクターや吸血鬼などの仮装や、さらには過激に肌を露出した女性たちが渋谷や大阪の道頓堀、福岡の天神などの繁華街をさまよい歩く光景は、本来の祭りとはほど遠く、日本独特である。諸外国のハロウィンとは大違いだ。

 筆者の中原もアメリカにいた頃ハロウィンを体験した。彼の地のハロウィンは子どものイベントである。子どもといっても、せいぜい小学校の低学年くらいまでの小さな子が仮装してお菓子をもらいに家々を訪ねるのである。おとなが仮装するものではない。

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