俳句の遊歩道(`22/3)

九〇や欅の空は白い色  岩木 秀雄

神戸住まいの作者が「家の前の欅並木から六甲を観て」詠んだという。

年齢も風景も心境も事実そのもので、
例えば「九〇や空は白色枯欅」とか「枯欅卆寿の空は白い色」とか
俳句らしく整えようというワザトラシサがないのである。

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