時代に合わせ変身 ショッピングセンター型店舗へ転換
利益急回復する丸井グループ
売上急落の背景は新会計基準の導入
創業時から小売と金融サービスを展開 2015年頃、大手百貨店の三越伊勢丹HD、Jフロントリテイリング、高島屋は、年間売上1兆円前後で鎬を削り、丸井グループは4000億円台という構図であった。ところが、このところ丸井Gの売上は2000億円台(図表1)。上場小売業の中では50位あたりに沈む。その背景を知らなければ、投資家は見向きもしなくなるだろう。丸井Gの売上が「大きく減った」のは16年3月期に新会計基準を導入したためである。会計基準の変更による