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2023年5月号『ニューリーダー』35周年記念号

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創刊35周年に達しました。記念号の特集タイトルは「私たちの失敗 君たちの明日」です。現在、各界のトップの多くが「ポスト団塊の世代」です。私たちはいったい何を残せてきたのか、ちょっ… もっと読む
5月1日(月)午前10時更新です。
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2023年5月号(35周年記念号)【目次】

【特集】私たちの失敗 君たちの明日ニューススクランブル ~世界総覧~世界はどう動いているのか 📖全記事をお得に読みたい方はこちら📘紙媒体でお求めの方はこちら🗻富士山マガジンサービスでお買い求めの方はこちら ・~・~・書店でもお買い求めいただけます・~・~・

『純益の3割があの国』「中国最強商社」を自認する伊藤忠商事財務力が様々なリスクに対応できるか

■ 総合商社としての収益構成 伊藤忠商事の起源は、1858年の初代伊藤忠兵衛の創業まで遡る。その流れを継いだ大建産業は、戦後の過度経済力集中排除法により4社に分割され、そのうちの1社として1949年に発足したのが伊藤忠商事である。翌1950年には株式を上場している。もともと繊維中心の商社だったが、1977年に安宅産業を合併した結果、鉄鋼や機械の分野が強化され、総合商社の形が整っていった。

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トランプ有利に進む「大統領の犯罪」中国・ロシアがもう一つの極となる世界

大統領選を有利に運ぶものだったのか 無理筋の刑事訴追のようにも… ドナルド・トランプは大統領在任時も退任後も「大統領としては米国史上初の」と形容される不規則発言や乱行でメディアを賑わせてきた。米下院による2度の弾劾訴追、後継大統領の就任式欠席、第二次世界大戦後の国際秩序維持の核となっている国際連合や自由貿易体制維持、発展の要である世界貿易機関(WTO)からの脱退を示唆さえするなど、荒唐無稽ぶりは枚挙にいとまない。ただ、いくらトランプの破茶目茶ぶりに慣れている米メディアにとって

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ゴマスリで宰相に抜擢された李強「裸の王様」習近平の失政は続く

お仕えします“ご主人様” いつもお傍に置いて下さいませ 「習近平への長年の忠誠で宰相になった男」。3月の全国人民代表大会で首相に選任された李強(政治局常務委員)を、中国の幹部や民衆の多くは冷ややかに見ている。「李強の得意技は習近平へのゴマスリ」と皮肉られており、李強の行政能力に期待する声はほとんど聞かれない。  李強とはどんな人物か。

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ウクライナ発、日々強まる国家体制間の対立 結束乱すマクロンの習近平へのおべっか

反米陣営として手を結ぶ中ロ 中国にウクライナ仲介は任せられない 3月17日、ウクライナ侵攻に関する戦争犯罪の容疑で、国際刑事裁判所(ICC)はロシアのプーチン大統領の逮捕状を出した。実効性こそほぼ無いものの、大国の指導者への逮捕状は、強い警告のメッセージとして世界に衝撃を持って受け止められた。プーチンの旗色がそれほどまでに悪化していることを象徴する出来事であった。

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バイデンの中東離れが加速させた 中国の存在感、変化する石油地政学

スンニ派大国サウジとシーア派大国イラン 外交関係正常化 存在感増す中国 3月10日、イランとサウジアラビアが外交関係正常化で合意。両国は2カ月以内に双方の大使館を再開する。今回の協議は北京で3月6日から進められてきたという。  イラン外務省の報道官は3月13日の記者会見で「このポジティブな展開はバーレーンを含め、ほかの地域諸国との関係でも起こりうる」と強調した。

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