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「優しい人だから」では済まない背信の途中退場 歴史的政権交代の幕を引いた羽田孜の失敗
不信任案で総辞職に追い込まれたのは2人
万策尽きた吉田・決断を迫られた羽田 9月27日に国葬となる安倍晋三元首相が在任中、祖父・岸信介元首相の「衆議院解散の逡巡」という「失敗の教訓」を意識していた話を前号で紹介したが、続けて首相の解散権をめぐる「失敗」を検証する。
岸田文雄現首相は就任の10日後の2021年10月14日に衆議院を解散し、31日に総選挙を実施した。実際には、衆議院議員の任期満了が
高揚感なき大勝、「黄金の3年間」の行方「遺産」や「遺言」が岸田首相を苦しめる
涙で霞んだ9年ぶりの単独過半数
野党撃沈、悪夢再びの立憲民主党 第26回参院選は、自民党が単独で改選議席の過半数を獲得、岸田文雄首相は国政選挙の心配がいらない「黄金の3年間」を手中に収めた。しかし、投票日2日前に、遊説中の安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、命を落とすという事件が起き、自民大勝にも首相はじめ執行部に高揚感はない。犯行の理由は何であれ、民主主義の根幹でもある選挙中に、暴力によって言論が封じ込
【政治】顔色悪いのは子飼いの落選?そろそろか、やっとか、幕降ろす小池劇場
当選ラインから28万票もの差 34人が立候補し、6議席の枠を争った乱戦の参院選東京選挙区。7月の首都決戦で、「都民ファーストの会」の荒木千鶴代表が完敗した。選挙ポスターは特別顧問を務める小池百合子東京都知事とのツーショット、18日間の選挙戦中も、公務終了後や週末に小池氏が応援に駆け付けたが、当選ラインから28万票差の落選の衝撃は小さくない。
もっとみる【官界】安倍元首相“タカの遺産”に戸惑う岸田政権 防衛費を巡る弔い合戦がもたらすものは・・
防衛費を6兆円以上、上積みせよ 参院選の最中、銃撃によって安倍晋三元首相が亡くなった。8年以上に渡って政権を担い、自民党最大派閥のトップとして退任後も絶大な発言力を誇ってきた安倍氏の死去は、霞が関にも大きな衝撃を与えている。
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